人間
起きて
お昼ぐらい. 瀬名秀明氏の学会基調講演を聞いていた. パラサイトイヴの人. 内容としてはSF作家という観点から現代の科学において発生している構造的問題点と総合知としてのロボティクスの目指す道という感じの話で個人的にめちゃくちゃ面白かった.
個人的にSFは大きな危機を設定することでここにいる私と社会とのつながりや問題を総体として取り上げられるという点でテクノロジーと社会をダイナミックにつなぎ合わせられる数少ないジャンルだと思っていて, そういう点ではSF作家は真に技術と人間と社会に向き合い続けている先駆者として尊敬している.
そして, 瀬名氏の話の中でも作家が「人間」に向き合ってるなら我々ロボティクスの研究者は「人間らしさ」についての探求者とも言っていてなるほどなぁーと思った.
> 〈破局〉を設定することによって、はじめて人間が、人類が、そのモラルが、社会機構や文明や歴史が、いわばこの世界が〝総体〟として問題にされるのです。
— イェーイ (@dango_bot) October 11, 2020
この文章が良い。
SFの系譜であったり, sympathyとempathyの話も良かった.
印象に残っているのは対話の重層構造の話で
- 終わりのない対話(人間らしさとは何か)
- 合意へと至る対話(ワクチンの優先順位)
- 真理へと至る対話(咳エチケット)
の3種類があって一番上の内容で連帯しないといけないのに, 俺達は一番下の真理や他のものをごちゃまぜにしてめちゃくちゃな対話をしている. それは阪神・淡路の時から何も成長していない(インフルエンザ21世紀)という話が鋭すぎた.
僕らが終わりのない対話で専門知を連帯させるしかないけど, その前に下2つの基盤づくりしていきたいよなと思った.(希望を育む学際とのこと.)
KOK
鎮座DOPENESSが久しぶりにバトルに復帰したということで慌てて見た. ビートへのアプローチがめちゃくちゃ豊かでフロウも聞いてて楽しいし, 強いなと思った.
食後
夕飯前は給料の計算をずっとしていた. 多分, 大丈夫だと思う. 早くに気づいてよかった.
食べてからはScalaを書いたりランニングをしたりした. ようやくChiselが分かってきたように思う.
後, 無能なナナ7巻が良かった. じょ, 叙述トリックーーー!となった.