感情51%攻撃

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起きて

10時ぐらい. 発表練習したり, トイレに行ったり. 学会発表のたびにトイレに駆け込んでいる. 発表はいつだって緊張するし, ナーバスになる. 「ピンポン」に出てくるドラゴンの気持ちが今なら少し分かる.

発表

スラスラと話せたと思う. 質問はウーンって感じ. この研究, 一体どこに着地するんだ?分からんが今日はもうおやすみです.

愛憎

KMNZのクラウドファンディングがここ一ヶ月ほど行われていた. 最終的に1894万円集まったらしい. マジにすごいね.

開始して早い段階で1000万円集まって, そこからストレッチゴールを設けられて続々達成していった.

僕は熱量を失っているので, 蚊帳の外からボケーと見てたんだけど, 最終日(最終日!?)に追加のストレッチゴールが作られたんだけど, これがちょっと俺にとって疑問を呈するものだった.

1250万円と1500万円のストレッチゴールはまぁ分かる. 企業VTuberの制作に携わるスタッフは複数いると思うけど, 彼らだけではそれらの目標は達成できないのだ. ライブのクオリティアップは例えば, ステージや箱の外装にお金を使うし, 現地スタッフを雇ったり, チラシや舞台を形作るためにたくさんのお金が必要になる.

新衣装についてもまず, イラストレーターにデザインをお願いし, それを3Dのボディーに描き起こすのだってたくさんのお金が必要になってく.

だから1500万円までのストレッチゴールは分かるんだよ. でも1600万円のストレッチゴールの新曲って, ストレッチゴールを達成したからフルコーラスの音源を作るのか?支援した方全員に音源を送るみたいなのでこっちは100歩譲って分かったとして, 1700万円のライブDVD発売決定って何さ?決して支援したからもらえるってことじゃないんよな. 言うなれば買わせていただく権利なわけで.

この最終日に出された2つのストレッチゴールは本来, 運営側がより良い作品を作るために努力するものなんじゃないか?KMNZはいい音源作るし, 間違いないアーティストだと思ってるんだけどでも「クラウドファンディングでお金が集まったから音源を作ります」ってその順序でいいのか?

ライブDVDもKMNZの上は今, Realityというライブ配信サイトを運営しているところがやっているからライブを良く魅せるのは彼らの十八番だと思うんだけど, そのDVD販売をするか否かを俺達の支援額で決めるのか?

そんなことをずっとぼんやり考えて悶々としていた. でも, これがVTuberというコンテンツのメインストリームになってると思う. 俺がこれは健全じゃないんじゃないか?と言ったところで双方は納得してるんだよな. お金をもらって舞台を良くする制作陣と, それを応援するファン. クラウドファンディングを通してリターンをもらい, 一緒に舞台を作り上げていく感覚が得られるファンとそのお金でライブを作れる制作陣.

コロナのこともあって, 感情を作るエンターテイメントがサブカルチャーに君臨するようになって久しいけど, こういうイベントを見ると感情の強さを改めて思い知らされる. 感情に力があってそれが一番かけがえのないもので何よりも優先されるべきみたいな. 俺はそうは思わない.

よくVTuberを運営しているところのスタッフの人が「自分達もスタッフである前に一ファンとして応援していきます」っていうことがあるけどそれは嘘だよ. どう考えたって名前も知られてないような一ファンとスタッフであるお前とでは立場が違いすぎる. 大いなる力には大いなる責任が伴うんだ. それを忘れないでほしい. 信頼してるんだぜ, こんな感じでも.

じゃあなんだ, スパチャを投げるオタク達で株式総会みたいなやつ開くか. 大株主になると発言権がでかくなるみたいな. そういうことをするとオタク達が団結して51%攻撃というか大量の株を買って買収できそう. 感情51%攻撃だ.

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行動経済学が危ういらしい. 本読んだことあるけど, 何やねんその恣意的な実験!みたいに感じたので特に驚きはない. おもしろブックだと割り切って読もう!

楽しそう.

中国の商品紹介, ツッコミどころしかなくて好き.