密度と速度に祈って

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7時ぐらいに起きる. 帰るゆきだるまさんに朦朧とした返事をする. アイスは俺に任せて. 二度寝した. 早起きしたので, テーブルの方で静かに眺めてる. 俺が田中あすか. 結局, 誰も起きなかったので三度寝した.

朝ゴハンにラスクとポテトチップスと生ハム, ヤバすぎるだろ… しかし余ってるのでパクパク食べる. チーズ美味しいですね. 今回色々チーズを食べた. 探検隊. タルトタタンというお菓子が好きなことが分かった.

さくっと遊べるボードゲームをやった. カード効果がメチャクチャすぎる.

真剣に何度も叫び続けた甲斐もあって(?), 宿を出てから吉祥寺へお出かけをした.

お昼

オシャレ空間でイタリアンを食べた.

気づいたんだけど, 一人で食べるご飯はとても速い. あたり前のことなのに, 随分長い間忘れていた.

吉祥寺

お, おしゃれすぎない???色々見て回ってふえーって言ってる. 多分, 一人だと入らないだろうな. でも, 皆でウロウロしていると覗いてみたり, 普段だったら買わないものを発見できたりする. 楽しいかもしれない.

ヘアオイルやワックスを買ったり. 革の財布が欲しくなった. 今までだったらそうは思わなかっただろうけど.

shop1
shop2

台湾スイーツを食べた. 仙草の食感が良い. コーヒープリンみたいな.

ボードゲームin会議室

マンションの会議室でボードゲームをする.

海底に沈んだ宝石を回収しに行くボードゲーム. 海に潜るための酸素タンクを皆で共有しているのがポイントで, 皆が欲張りして深海まで進むとドンドン燃料が切れていく. だから頃合いを見て浮上する必要があるんだけど, 移動が財宝取れば取るほど移動しづらくなるので, 帰るタイミングを間違えると海のもずくになる.

こっちはファラオのおうちを作るゲーム. 資源が限られてるので, 何とかして勝利点を稼ぐ. 僕はお家を作るのが遅すぎてダメだったぜ!

女DNG

僕のイラストを描いてもらった. めちゃくちゃ嬉しい. ツイッターとかで「アイコンは〇〇さんに描いてもらいました!」みたいやつにずっと憧れがあったので.(いつも, 「ふ, ふーん?別に羨ましくないが?」みたいな態度を取っている) とても可愛いですね.

セーラー服

古着屋に行ったらセーラー服があった. 皆が似合いそうというので着てみたら思いの外, 似合ったのでビビってる. コスプレっぽくなるかなー?と思ったけど全然そんなことはなかったぜ!

今回の旅行は皆に可愛い可愛い言われてめちゃくちゃウキウキになった. エクステもそうだけど, 普段, 容姿を褒められることはあまりないので嬉しいね. 気分が良かったのでセーラー服を買った. 古着屋デビューです. 本当に単純.

でも, 私はいつも可愛い!の気持ちでやっていきたい.

密度と速度

ボードゲームを終えたあとは皆で焼肉を食べに行った. 大人数で食事をするのは本当に久しぶりだし, 焼肉なんて2年ぐらい行ってないんじゃない?

肉を焼く. カルビとかハラミとか. センマイが好き.

前に「リアルで会ってもインターネットで色々話してるから改めて話すことはないね」みたいな話をしたけど, それとは別でリアルじゃないと伝わらない情報量がある. 腕の仕草, 取ろうとしている肉. 網に肉を載せるトングさばき. 飯を食べるときに突然, 二の腕を揉む人. ボードゲームで石を取ったり, 取りこぼしたり, 人にカードを渡そうとして届かなかったり, 手が当たって山札を倒したり. この空間に氾濫している肉体を伴う行為というか, 現実空間で生きるのに伴う, 煩雑さがとても楽しい. こういうのはリアルじゃないととても体感できない. ちゃんとあなたと私は別の人で, 他者というのは私の脳の中で完結する神経の痛みや信号ではない事を感じられるのが嬉しい.

こういう事を考えてる間にカルビが尽きてしまう. お前はいつもそうだ. いらんことを考えて肉を取り逃す. 網の方に目線を戻すと放置されているネギが目に入る. とても他人事には思えなくて, 慌てて網の上のネギが焦げないように箸で取り上げてナムルと一緒に食べる. 結構ウマイじゃん, ナムル.(ネギもついでに)

こういった話をするとVR空間はどうのこうのといった話をされる. お前の言いたいことは良く分かる. でも, 真に現実に迫った仮想現実と現実の間の境目というのはどんどん曖昧になるし, 仮想現実こそ現実で現実こそが仮想現実みたいな入れ替わりはいくらでも起きうるだろう. だからどちらが真に優れているかという話をする気はないし, してもしょうがないと思う. まだ心身二元論をやってるの?みたいな気持ちは常に持っていたい. 僕がVRでなく, 現実を選ぶのはその質感と煩雑さを今でも好きだからなのだと思う. 後, 皆で肉を焼いて食べてお腹を膨らませられるのはこっちだけだしね. 今の所.

もちろんインターネットでしか繋がらないものもあるけど, リアルも捨てたもんじゃないなという話でした.

そんなことを考えながら, 人が育ててる肉を食べてしまい, 心のこもってない謝罪をしながらハラミを網の上にセットしてプレゼントする. トングを横に渡しつつ米を食べてるうちに新しい注文が来て皿をどける. ホルモンの脂は凄まじく, 網の上に火柱が立つ. 俺は慌てて今にも焦げそうな肉を回収すると同時にせっかくだし, この炎をもう少し「観」ておくかと思っていたら鎮火された. 楽しいし, 美味しいね.

網の上に所狭しと肉が並べられ, すっと消えていき, また, 並べられる.

また, こうして皆で集まってご飯を食べたりボードゲームを突っつきたい. 今日の事を全て日記に記しておけばよかったのかもしれない. 時代が流れるのか人が流れるのか分からないけど, その中で変わらないものと変わっていくものと変わらなかったもの. いつだって変わったあとにしかそれらのことに気づけない. でも, 白地に12ptで書かれたこの日記を見返せばまた, ボードゲームと肉を突っつきたいなという気持ちになれると思う. その一縷の望みにかけている.

これからも山札を間違えて倒したいし, 時には酩酊して頭の悪いことを言っても許してほしい. 網に並べられる肉の密度と速度に祈りながらそんなことを思う. そして次の肉が焼け始めた.

そんな文章があったなと思ったらメトロ文学の2019年の優秀作品の「すれ違い」だった. いつも見聞きしたもので体が出来ている. image

良い写真