六年分の子守歌

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起きて

仕事をする。小説を書き終えた次の日なので世界が輝いて見える。例えミーティングだとしても。昨日、ヘッドフォン壊れたんだけど、気力で聞き取る。

割と順調に進んでいるが、一方でどこで問題が発生するのか分からないので今のうちに気を配っておこう。

六年分の

夜はインターン生の送別会に行く。白金高輪のお店へ。上司は松葉杖をついている。足に体重をかける動きはまだ駄目だそうで補助をしているようだ。

色んな話をした。仕事の話、結婚の話、生活の話、研究の話。

カンパリという酒は女性と食事に行くときは飲まないほうが良いこと(女受けか?と思われるらしい。)、サプライズで婚約を申し出るのはほとんど、脅迫だからやめたほうが良いなどのマジな本質情報を聞き、ありがたく頷いていた。

チームメイトの人は妻に婚約を申し込んだときは予め、「この日にそういう話をしたいんだけど良い?」みたいな感じで合意を得てから予定を決めてやったようだ。

料理はめちゃくちゃに美味しかった。大丈夫?本当に5000円?みたいな会話をした。俺の財布、200円ぐらいしか入ってないぜ!とりあえず、涼しい顔をしながら食べていた。フォアグラをクリーム状に仕立ててパンと食べる、そんなことあるんですか?

おまけに配慮まで完璧だった。インターン生が色々食べられないものがあったので、わざわざ特別に一品作ってくれたし。すげー

インターン生は色々食べられないものがあった。魚とか、トマトとか。皆で分析したところ、中身がグロイものはだめらしい。いくらとか。

インターン生曰く、このインターンの3週間は大学に入ってから一番楽しい時間だったとのこと。 そう言ってもらえるのは嬉しいのだが、そこまでかーと思いつつ、そうか。大学一年生になって直後にコロナになった世代か。

横の席に座っていたので、横顔を見つつ食べたり話をしたりする。3週間のインターンの間で顔を見るのは実はこれが2度目だったりする。オンライン時代って感じだ。 そんな顔を見ながら激似の過去の知人を思い出す。彼と同じように地方からやってきて、食にこだわり(偏食…?)があって、情報工学を学び、よく笑うフォロワー(N君)のことを

大学院に進学するにあたって研究に心配があると言っていた。確かに院試だって厳しいし、研究室って独特の社会だし。

俺はできるだけのアドバイスをした。スライド作りはかなり上手いから自信を持つこと、ボス(教授)とは頻繁に連絡を取り合うこと、ボスも人間だから時折意味の分からない事を言うので話半分に聞くこと、卒論は努力するインセンティブがない(外にパブリッシュされないため)けど、passionが求められているのでガーっと書きつつ、反応をもらうこと、アカデミックの評価は謎な時もあるので病まないように適度にさぼること、楽しむこと。そんな話をした。

自分の失敗を、昔の自分には出来なかったことを、あの日にたどり着く前にかけるべきだった言葉を。そんな話をした。

こういうのは老婆心というのだろうか。昔、高校の学年主任が学年通信の紙面でよく使っていたのを思い出す。彼も過去の自分の反省を我々に伝えたかったのだろうか。気づくのに文字通り10年かかったけど、やっと間に合った気がする。

店を出るときに「DNGさんのお話すごく面白いですね」と言われた。確かにTOEICを受けるためにシンガポールに行った話はウケると思う。でも、私も話し方を文字通り「真似」したから君にだって出来るよと話した。

店を出て少し歩き、私だけ使う電車が違うので別れた。別れようとする私の元にインターン生の彼は「これから先も楽しんでやっていきます」みたいな話をしてくれた。「楽しんで」と声をかけて別れた。

月がでかかった。酒をかなり飲んだ(ジントニック、スパークリング、赤ワイン2杯)から、足がふらついた。ステップしたり、くるくる回りながら帰る。道路って全然舞踏会だ。

俺も少しは何か出来たのだろうか。できたのならば、それがうれしい。風が心地よかった。夜も暖かくて、マフラーを外しながら歩いていた。もう少しで冬が終わり、N君が死んでから6度目の春が来る。

電車に乗ってたら死ぬ人と残る人を脳にインプットしたらダンガンロンパが出てきた。確か、主人公が「(死んだ人たちのことを忘れずに)引きずって先に進むよ」みたいなことを霧切響子に言うシーンあったよね。そこだけ妙に覚えている。私もそういう風な生き物なのだと思う。

その後は家へ帰った。頭がズキズキする。飲みすぎは良くないな。後、酔っているときのツイッターも。