忘れた匂い
起きて
朝。仕事をする。今日は大学に行くので、久しぶりに支度をした。
天気が良く、散歩日和だなと思った。
久しぶりの大学。3月の追いコン以来かな?でも、学生がにぎわっているタイミングで来るのは本当に一年ぶりとかな気がする。
エクセルシオールで人事の人と待ち合わせる。東工大(というか大岡山)、理系単科大学で迫力のある理系大学生と高級住宅街のマダムたちが大量に生息しており、飯が食える場所もがっつり大盛り系かマダムしかいない高い店(外に金額が書いていない)しかなくてウケてしまう。
女性の人とどこで飯を食えっていうんだい?
- プロムナードとたんやぐらいしか思いつかないの、ヤバすぎる。
- でも、数ある希望の星であった九絵は店員が陰謀論にはまって「コロナは嘘!」とか客に言うようになりましたからね…
- もう俺たちはエクセルシオールぐらいしかない。
リクルート
会社紹介やインターンの話をしたり。留学生に「こいつ英語通じるぞ!」と判断された瞬間英語攻めにあう。助けてほしい。
採用イベントをやると、他社も戦略が全然違うなーとか新鮮に感じられる。お隣はCTOが来ていたし、数人がかりでディスプレイまで設置してやっていたチームもあってすごかった。
忘れた匂い
休み時間に大学を少し周って紹介する。ずいぶん遠い記憶のように思う。コロナとかあったからかな。
その後は研究室に行き、会社の紹介とインターンの募集を直接行った。
研究室の隣は会議室があって床のマットの匂いが記憶に焼き付いていた。瞬間、学生時代の3年分の研究生活を想起した。というより、体験した。教授と研究スライドについて2時間バトルしたこと、他研究室の先生に詰められた同級生、椅子を並べて寝ながらやった夜の研究室での実験、鳴りやまないチャープ音、実験から帰った日に死んだ祖母、卒業した日のこと。
強い想起というのは今ここにいる私を揺り動かすものなのだと、時を経て忘れそうになっている記憶を思い出すたびに感じるのだろう。
忘れちゃいけない記憶を忘れていく度にこうやって思い出していく。でも、これは生存バイアスみたいなもので、きっと忘れてはいけないのに忘れてしまっていることのほうがずっと多いと思う。
そういう意味では私はいつも過去にちょっとだけ間に合わないのかもしれない。
懇親会
学生がさ!ただで食べてさ!俺は金を払って学生に話を聞いてもらうの、ヤバすぎてワロタ!
リクルーティングして分かったのは、仕事の求人の対象領域が広がっている以上に学生の興味関心の分野が広くなっているということだ。
だって、データ基盤に興味があるって言って、人事の人が分かるか?分からんやろ… 人事の人が悪い云々ではなく、純粋にこの分野の成長速度が速すぎるのだ。
だからこういう会にエンジニアを連れて行かないとマジで話ができないなと思った。それも、漏れみたいにカッコよくて可愛くて何でも分かっちゃうエンジニア(笑)でも連れて行かない限り。
帰り
クタクタになったので帰る。早く寝た。