俺とお前とデスノート

タグ一覧!

前にもこんなタイトルで日記を書いた記憶がある。人がいなくなるとその人と由縁があったものに面影が残るようになり、生活の色んな所にその人がいるはずなのに本人だけがいないみたいなことが起きる。それが少し悲しい。

起きて

美容室に行く。午前休だから。

色んな人と話すのが好きだなと思う。カットしてもらっているお兄さんは結構ショートにしていた。俺も古典に習ってバサッと切ってもよかったんだけどね。

でも、なんだかんだ受け入れたり、意見をもらえるのはありがたい気がする。

帰り道にエリックサウスでビリヤニを食べた。おいしい。

労働

家に戻り次第、作業を始める。が、なんも進まねぇー笑。そういう日もある。

デスノート

最近、デスノートが熱い。YouTubeで人気の回を限定公開している。デスノート、今見ても全然輝きが消えないのはすごいな。

特に漫画がそうなんだけど、サスペンスものって画面いっぱいの文字になるというか、心理戦になるからすごく読みづからかったり、アニメとしても見づらくなるんだけど、この作品はLとかニアが会話や心理戦中にずっと甘いものを食べたり、よく分からないおもちゃで遊んでいるので全然退屈させないようなつくりをしている。

Lとニア、偉大なキャラクターですよ。これは。

後、10年ぶりぐらいに改めて見たらニアって結構メロの事好きだったんだなというのが分かる。なんだかんだメロを信頼しているし、写真も大事に保管しているし、指人形のつくりも良い。

そこら辺を踏まえると最後の、「2人ならLに並べる、2人ならLを越せる」ってめちゃくちゃアツいな。アニメのカメラワークもめちゃくちゃかっこいい。

何というか、こういう新しい発見が好きだ。ここ最近はTwitterをあまり見ていないんだけど、Twitterに出てくる新しさって正直見飽きているんだよね。ほとんど見たことのある新しさの再演でしかない。

一方で、今まで触れたコンテンツで自分自身で再発見するというのは飽きない。自分が成長しないと気づけないし、他にはない新しさが常に自分の中にあるのだ。これはかなり面白い。最近はそういうことばかりやっている。

デスノートと君と

デスノートといえば、実家に13巻だけある。高校生の頃、デスノートのアニメ見ておもしれーつってたら同級生のT君が近所に100円で公式ガイドブックの13巻が売ってるよと教えてくれたので、お願いして買ってもらったものだ。

誰が先に欲しいとか、誰が先にあるよとか、誰が先に探しているとか言ったんだろう。どうして13巻だけ買おうみたいな話をしたんだろう。きっかけはもう全部忘れてしまった。でも確かなのは彼がそれを俺に買ってくれて俺が彼に100円を渡したのだ。だから、デスノートを見るといつもT君を思い出す。

T君は小学生の頃からの付き合いだった。彼とは中学受験塾で同級生だった。と言ってもほとんど話したこともなかったけれど。

彼と話したのは中学の学校見学の図書館で本当にたまたま会った時だった気がする。そうだったのだろうか。いずれにしても本当の意味で目が合ったのはその時だったと思う。

その後、中学生になり、同じ部活に入り色々話したりするようになった。どこにでもある出会いだと思う。私はへたくそなはんだ付けと慣れないマイコンプログラミングをしていたし、彼はHSPでゲームを作っていた。

お互いに成績は悪かったが、部活に行くと大体いつもいて、やることは全然違うし、趣味も全然違ったけれど、何かといろいろだべっていた。中高六年間で同じクラスになることは終ぞなかったけれど、それでもかなりいろんな話をしていた気がする。 彼は美術部と兼部していて、彼の描く独特な絵が好きで、いつも見せてもらっていた。私は楽しかったのだと思う。

彼自身はあまり人とかかわるのが好きではないタイプで、ケータイも持っていなかったし、だから休日にどこかへ遊びに行くみたいなこともしたことがなかった気がする。

色々家に事情があったみたいだが、彼はそれを話そうとはしなかったし、俺も踏み込まなかった。中学生や高校生の時分は不用意に人に踏み込まないというか、自分から助けてサイン出している人間でもないとヘルプはしていなかった。それ以上の余裕が自分にはなかったのだと思う。

高校三年生になってもそんな関係が続き、俺はちょっとましなプログラムが書けてロボットが動かせるようになり、彼も絵がどんどん上達し、二人揃って成績は悪かった。でも、皆が自習室で勉強している中で俺たちは物理室に籠ってアニメの話や全然知らない漫画の話とかそういうオタクみたいな会話をずっと続けているのは楽しかった。

それから最後のロボコンの大会(彼もほかのチームでロボット製作に少し加わっていた)が6月に終わり、部活動がさっぱりなくなってから会うことも減った。ただ、時折、物理室に行くと未だにHSPでゲームを作っていたし、後輩に「受験勉強してください!」って言われてるのを見てちょっと笑ったりした。

ここからは急展開だな。

そして、誰も知らない冬が来て受験シーズンに入る。俺は成績を少し取り戻し、学生時代のロボコンの経験なども加味されてAO入試で大学に合格し、彼は美大に受けて落ちた。

卒業式の日になんとか彼からメールアドレスを教えてもらおうとしたが、彼は恥ずかしがって教えてくれようとはしなかった。

それから今日までの数年、彼とは一度も連絡は取れていない。風のうわさでは美大を受けて落ちて宅浪して云々という話だった。

だから、あの日のさよならが今生の別れになっていた。あの頃の自分にとってさよならというのはそういう意味じゃなかった。少なくとも俺たちは同じ学校と同じ空の下にいて、明日また学校に行って教室をぐるっと探せば会えると思っていた。けど、そうじゃなかった。

でも、俺と彼の何が違ったというのだろう。毎日放課後に同じ教室に行って、彼は絵を描いていて、俺はプログラミングをしていた。たまたま、後者が社会的、学術的に評価できたから俺は無事に大学生になって今日まで生き残った。俺だってT君だったし、T君だって俺だった。いくらでも逆になりえたのにただ、俺だけが生き残ってしまっている。

デスノートには人間が死ぬまでの行動を正確に操れる力がある。もし、俺の名前が書かれて死ぬ前にT君とどこかですれ違うみたいに詳細を書かれたらそれは実現できるのだろうか。どこですれ違えるのか、東京の人の密度と速度には祈れるのだろうか、そもそも彼は生きているのだろうか。

でもそんなことを考えたって無駄なのだろう。だって、デスノートはこの世に存在しないのだから。

もういない人に何を言っても仕方がない。それでも、デスノートを見るたびに、あの日わざわざ津田沼のブックオフでデスノート13巻を買ってくれた彼を思い出さずにはいられないのだ。

サンドイッチ

2ndシーズン。今回は粉チーズではなく、モッツアレラを使った。前回は野菜の水気のせいでチーズが粉っぽくなってたんだけど、こっちはモッツアレラはそんなことなくしっとり食べられていいね。

それは別としてモッツァレラチーズって100gからしか買えないってどういうこと?独身者に食うなって言ってる?

tomato