俺たちのスタンドバイミー
夜中に仕度するの、毎回すぎ。
起きて
旅行へ行く。羽田空港へ早めに着き、前回の反省を生かす。飛行機が成層圏を突き抜けていく瞬間の空がガラッと変わる瞬間がとても好きで、今遠い所に行くんだなという気がする。
宮崎へ
到着。フォロワーと成人式以来の感動の再会をする。車見つけるのめちゃ時間がかかって構内をぐるぐるしてた。
まずはおぐらに行き、本物のチキン南蛮を食べる。これ美味しいな。先行研究によるとしっかりタレを漬けるのがポイントらしいが、その甲斐あってチキンの下味がしっかりついていて美味しい。
その後は、地下のマーケットに行って、特産品を見たり。肉が異様に安くてびっくりする。ブランド肉がポンポン置いてあったりするの、すげー。
動物園
それからだらだら喋りつつ、動物園へ行く。テーマパークに来たみたいだぜー。というか歩いてる人間全然おらんな。皆車移動だ。
動物を見つつ、解説をしてもらいつつ見ていた。餌やりで激モテになる。
- やめた瞬間、誰も近寄らなくなったんだけど、そんなつながりでしかなかったってこと?
後、中学生の女の子の集団がクッソおもんなさそうに何もない階段のところで溜まっていて娯楽ないんか…?とこっちまで悲しい気持ちになった。
あとはデカいモニュメントにキッズが「チキン南蛮!」と叫びながら駆け寄ったり。
良い肉・良い人生
良い肉を夕飯に食べた。食べながら昔話をした。色々ある。
良い肉2ndシーズン
宮崎駅中心に戻り、もう一度食べる。繁華街人いっぱいおるな。
昔話とか今の話をした。高校の同級生とか。
何というか、高校は本物の進学校だったから、俺は成績で褒められたところはないし、ちょっとパソコンカタカタが得意な以外はどこにでもいる奴だったと思う。理系単科大学に行き、大学院まで行ってしまったから、同級生の中で自分はパートナーもいなければ、仕事も覚えたて、人生はまるで進んでいない人間だと思っていた。
そう思っていたかった。
だけど、久しぶりに更新された高校の同級生の話は思ったよりもずっと苦かった。
なんか行方不明になったやつ、大学に入れなくて音信不通になったやつ、大学をドロップアウトして連絡が取れなくなったやつ、学生結婚したと思ったらバツイチになり、めちゃくちゃ荒れている人、仕事が上手くいかなくて過労一歩手前の人、夢を叶えたと思ったら闇を見たのか突然やめて、全く関係ない仕事を始めてすぐにやめてを繰り返してる人。
勿論、上手くいっている人も多くいるけど、そういう人は特にしゃべらないし、その分、目に映る事例の酷さに目を背けたくなる。
- 高校の先生に久しぶりに会って、「○○君どうしてるか知ってる?」って聞かれて「死んだかもっす!」とか言えないよ。
だから、周りの人の話を聞いてみると、どうも自分は仕事は上手くいっていて、職場の人間関係ではあまり悩んでいなくて、ピはいないけど毎日静かに安眠出来ているという、かなり恵まれたほうなんだなというのが分かった。
- それを認めることはショックだった。
もちろん、自分が上手くいかない事も多いし、研究時代はやばかったし、今でも要らないことに頭を使って徒労をしている。 だけど、そんな自分がマシなほうだというのは、周りの人はもっと頭の中がぐちゃぐちゃになりながら生きているのだと思うと、この世界は地獄だなと思った。こう見えても同級生の皆は好きだから俺よりちょっと良いぐらいの生活を送っていて欲しかったし、研究で人生を溶かして、ようやく人生のスタートラインに回帰できた俺の目標というか道しるべになって欲しかった。
- でもそうじゃなかったんですよね。おくさん。
そんなことを考えながらどうしようもないけど、祈るぐらいはしようと思う。ずいぶんと遠いところに来たね。これがもう一つのスタンドバイミーかもしれない。