舞台の上

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起きて

朝。今日は用事があったので有休を取り、北行きの新幹線に乗る。前日に「Smart EXって東海道新幹線にしか使えないの!?」などといった最悪の気付きをするなど、その活動は多岐に渡る。

新幹線の中で同僚の作業にチャットでコメントを送る。何というか、THE サラリーマンという感じ。

宮城県へ

新幹線に乗り、仙台へ。学生の頃のロボコン以来?久しぶりに来たと思う。近くで牛タン定食を食べた。弾力があって美味しかったな。 ずんだシェイクを片手にそのまま、今日の会場へ。みんなスーツでワロタ。

授賞式前の犬と人の話がちょっと面白かった。

授賞式

ロボット学会の学会誌論文賞の授賞式に参加した。M2の時に書いた論文がどうやら受賞したらしいので、今日はそれを受け取りに行った。 なんでも評価するの十分な時間を設けるために過去二年間の論文が対象になるようだ。そうなんだ…

大学院は卒業して過去のものにしたはずなのになんだかんだ付いてくる。時には大きな祝福を持ってくるけど。

ボスに聞いたところ、レターがこんな感じで通るのはかなりすごいらしい。やったぜ。

表彰の時、壇上に上がるわけだけど、すごく眩しかった。ステージに立つというのはこれだけの光を、視線を受けることなのだなと実感できた。一度も壇上に上がることなく、コロナの間、ずっと家で研究していた成果が最終的には光の中でエンドロールを迎えられたのは良かった。この壇上のライトはしばらく忘れられそうになかった。

そういえば、授賞式前、周りの先生達が「また君受賞かよー」とか、「君はもう十分もらっただろ」とかお互いに言い合っていて、良い友人関係だなと思った。研究は大体の場合において孤独だが、同じ方向に走っていく隣人がいるというのは喜ばしいと思う。どんなに年をとっても。

懇親会

懇親会でただ飯が食えるとのことだったので便乗して参加する。先生や知り合いとあっていろいろ話をした。ゆーくりっどさんに関しては何年ぶりだ…?5年ぶりぐらい?

夜は新幹線に乗って家に帰る。手元の賞状やメダルがやたら重かったのを覚えている。新幹線の窓際から見える街頭をぼんやり眺めていた。

学会に参加したが、ぶっちゃけ学会らしいイベントは一つもしていない。論文は読んでいないし、聞いてもいない。何なら正直なところ、行くのすらやめようかと思っていた。もう終わった話だから。

でも、行ってあの光の中を歩けたのは良かったと思う。眠る前にあの光景を思い出してしまうぐらいには。 3年間の研究生活で良かった思い出を思い出すのは難しいが、有終の美を飾れたと思う。学問というのは巨人の方に乗る行為だといわれている。先人の知恵や知識を使いながらより高いところを目指していく。ずいぶん遠回りしたような気もするが、俺もその中の一つになれたら嬉しい。

こんな僕でも巨人の末席座っていいか?ええよ。

そういえば

自分の研究について、僕のボスが大学のシンポジウムで話すらしい。自分のやってきたことが大学を代表するような大きなテーマとして大学に残るというのはなんだかくすぐったいが、俺もよくやったなと思う。

https://www.titech.ac.jp/event/2023/067465