石を宿すもの
起きて
死ぬ。7時半ぐらいに起きたんだけど、右のわき腹が少し痛い。少し痛い程度だったら耐えられた(長男だから。)けど、この痛みずっと続くわ、トイレに座ることもできないわでかなりヤバかった。冷やしてもだめだし…
ということで一時間ぐらい様子を見て救急車を呼んだ。人生で初めての経験だったけど、5分ぐらいで来るのすごいな。ずっと痛みは続いているわけですが。
正直かなり余裕がなくて、左右逆の靴下をはいてもまぁええかつって搬送される準備をした。 マンションの一回まで歩き、担架に乗せてもらう。最近の担架は高性能で、体が揺れないように作りが工夫されていて感心していた。
- そういうどうでもいいことを考えないと痛みで死ぬから。
そして救急車の中で5分ぐらい待機する。そんなことある?と思ったが、どうやら受け入れの病院を見つけるのに時間がかかるらしい。やばすぎるだろ…
- ここに殺人の動機がある。
病院に運ばれてから問診を受けたり、採血したり、CTスキャンを受けたりした。
- この間、ずっと痛い痛い痛いつってた。
- 後、座薬を入れられたので、バージンを失った。
結果としては尿路結石らしい。マジか…まさか自分がなるとは思ってなかったのでかなりビビった。
痛みのほうは強めの痛み止めと排尿によって出てったらしく、かなり減っていたので助かった。
- 痛み止めの副作用が強く、かなり強めの眠気が到来していた。
後、覚えているのは「誰か(看護というか面倒に見に)来れる人いる?」と聞かれて間髪入れずに「いません」と答えたこと。こうして一人で死んでいくなという実感がようやくわいてきた。
もう少し休んで、活力を取り戻したところで帰る準備をすることに。支払いは一万円ぐらいだったが、死にかけの命を一万円で助けられるのかと思い、思ったよりも安いなと思った。
外に出ると夏みたいな天気だった。明るいほうへ向かっていく。SOA一巻のラストみたいだなと思った。
家へ
家についてから横になって休んだり、ご飯を食べに出かけたりした。
夜は湯豆腐を作ったが、あまり食べられなかった。疲れているのだと思う。早く寝る。