今夜すべての映画館で
起きて
英会話をしてから仕事をする。タスク、どんどん生えてきておりますわ。凄いことですね。
映画
夜は映画を見に行く。ご飯は川崎駅の地下街でつけ麺を食べた。こんなこともあろうかと現金を持ってきたのだー!
- 普段は持ち歩かないからね…
グランツーリスモの映画を見た。実際にあった物語をベースにした映画って結構好きなんだけどなんでだろう。たとえ、脚色があったとしても現実にあった出来事から勇気をもらって、未来に進みたいのかもしれない。もしくは、そういうことがあったのを忘れないようにしたいとか。そういう意味でノンフィクションにしろ、フィクションにしろ、映画を見ているというのは人の可能性に賭ける行為なのかもしれない。
個人的には主人公と車のキーを交換するシーンとラストレースの現実のマシンが書き換えられて自宅の自室で遊んでいたときの感覚とリンクするやつが好き。
よく、オタクの妄想としてゲームが現実になったら(なろうとかそれですね)みたいなやつがあるんだけど、これは人から与えられるものなのに対して、このシーンでは現実のレースを自分が何度もやってきたゲームの世界という自分の領分に持ち込むという点で完全に自分自身との戦いがあるのだなと思った。
現実をゲームに持ち込むのはとんでもなく大変だ。ゲームで行われる体の動きを自分自身が再現し、ゲームでする判断と同じものを現実に対しても行う。
これって、とんでもなくハードでたゆまぬ努力と恐怖を乗り越える勇気が必要なわけで、だからこそ、勝負を仕掛けることを決めた最後のあの数秒とそこからのバトルが本当にまぶしい。最後表彰台をゲットして、皆でわー!となっているところで不覚にも泣きそうになった。
あの一瞬こそが、かけがえのない本当に到達するべき瞬間だったのだなと思った。
すべての映画館で
レイトショーを終えてトイレに行く。手洗いを終えて外に出るともうほとんど人がいなくて、一人だけ変なところに紛れ込んだんじゃないかという感じがある。でも、この誰もいない映画館というのはちょっとドキドキする。夏休みに誰もいない学校に行ってみたみたいな感じで。
将来おばけになったら、映画館に住み着きたい。一番前の席でクソ悪い姿勢をしながら映画を見られたらきっと楽しい。
- 多分、おばけって視野角広そうだし、最前列でもきれいに見れるんじゃね?
夜はステップを刻みながらくるくる踊りつつ帰った。