結婚式
起きて
結婚式に参加する。表参道駅からタクシーを呼び、会場まで向かった。
- そんなチケットが招待状に添付されていたため。
表参道には髪を切りによく来るけれど、結婚式があるのは別の方面なので、こちらに来るのはとても新鮮だった。開けた作りをしているというか、ごちゃごちゃしていないというか。おまけに気のせいか人も華やいでいる。タクシードライバーのおじいさんと少し話しているとどうやら大安らしく、だからみんな結婚式を開いているんだとか。それを少し聞いて少し合点がいった。 それにしても表参道駅東口の方は違うな。開放的だし、緑がある。緑苑とかあるのだろうか。そういったものを見ているとふと、「通り違えば世界も違う」なんて言葉が出てくる。どこかで読んだ文章だろうか。誰かがそう言ってくれた言葉だっただろうか。それとも、夢の中の出来事と似たことが起きた時に、予知夢を見たと思い込むみたいに、自分が作った言葉を誰かの言葉だと思ってしまっているだけなのだろうか。色んな事を忘れてしまっているが、いずれにしろ、そういった生活の節々から過去の本や文章、関わった人や古い自分から背中を押されながら生きていることを感じている。
結婚式
大学のサークルのパイセンの結婚式なので、出席した。知り合いに久しぶりに会ったり、話したりした。コロナもあってネットでは知っているけれど、数年ぶりに会うみたいな人がたくさんいる。色々なことを話した。
後は歯科医のあいさつをする先輩にカフスボタンを貸したり。
ハードル
式や披露宴を見る。結婚式に参加すると結婚したくなるというのを周りからよく言われていたが、その気持ちが少し分かった。
何というか、四季をやることを決めて、人を集めて、ご両家で合意をとって、過去のアルバムや写真を取り出せて、人生の色んな面を詰めたムービーを作れて、当日の催しや音楽の選定、受付に置く小道具など、それら全部をこなす巨大プロジェクトを完遂できるというのが凄いし、それを一緒に出来る人がいるというのが凄い。
- 僕だったら人生に必ず空白というか、誰にも話さない事があるだろうからビデオは作れない。
- あんまり写真もないしね。
別に結婚式をしたから人生よくなるとは思わないけれど、一生一緒にいてもいいかなと思える相手をお互いに選ぶというのは貴いことだなと思った。
- 運命の相手を探すのは古い。これからは運命の相手じゃなかったとしても、それでも君が良いと選ぶ時代。
終わって
終わった後は周りの何人かとカフェに行く。メロンソーダみたいなのを食べて過ごしていた。
色んな話をし、またどこかでみたいな話をして別れた。